
また子どもを怒ってしまった・・・自己嫌悪のループを辞める
『母と子どもの心理学ワーク講座』ー思春期編ー
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ー無意識に描いている“未来の絵”を見直してみるー
なんとなく不安
特に大きな問題が起きているわけではないのに、心が落ち着かない。
朝起きた瞬間から、なんだか胸のあたりが重い。
将来のことを考えると、ざわざわする。
今すぐ何かが起きるわけではないのに、安心できない。
そんな「漠然とした不安」を感じることはありませんか?
不安というのは、
必ずしも今、目の前にある現実だけから生まれているわけではありません。
もしかすると、その不安の正体は、
頭の中で無意識に描いている“未来の絵”
なのかもしれません。
私たちは無意識で未来を設定しています。
たとえば、
このままお金が稼げなくなるかもしれない。
仕事がうまくいかなくなるかもしれない。
健康を害してしまうかもしれない。
年齢を重ねたら、ひとりぼっちになるかもしれない。
家族に迷惑をかけるかもしれない。
もう自分にはチャンスがないかもしれない。
そんな未来を、ぼんやりと頭の中に設定している、
すると、
現実にはまだ何も起きていなくても、心と身体はその未来に反応し、
まるで、
もうその未来が来ることが決まっているかのように、不安になってしまうのです。
私たちは、
自分が意識している以上に、頭の中で未来の映像を見ています。
その未来の映像が暗いものだと、今この瞬間の気分まで重くなります。
本当は今日一日を普通に過ごせばいいだけなのに、
まだ来ていない未来の不安に、今の自分が飲み込まれてしまうのです。
これは、
不安な未来を先取りして生きている状態
と言えます。
もちろん、将来のことを考えることは大切です。
何も考えずに生きればいい、ということではありません。
でも、
不安に流されるまま未来を想像していると、頭の中にはいつの間にか
「うまくいかない未来」
「足りなくなる未来」
「失う未来」
ばかりが描かれてしまいます。
そして、その未来の絵を見ながら、今を生きることになります。
これでは、苦しくなるのも当然です。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、まず
自分がどんな未来を無意識に描いているのかに気づくこと
です。
私は今、どんな未来を想像して不安になっているのだろう。
お金がなくなる未来?
健康を失う未来?
仕事がなくなる未来?
誰にも必要とされない未来?
大切な人に迷惑をかける未来?
それを責める必要はありません。
不安な未来を描いている自分に気づいたら、
「ああ、私はこんな未来を見て怖くなっていたんだ」
と、まず認めてあげることです。
不安は、悪者ではありません。
不安は、あなたを守ろうとしている心の働きです。
「準備した方がいいよ」
「ちゃんと考えた方がいいよ」
「大切なものがあるよ」
と教えてくれているサインでもあります。
ただ、その不安に流されるのはもったいない!
ここで大切なのは、
では私は、本当はどんな未来を生きたいのか?
を自分で決めることです。

なんとなく不安な未来を眺め続けるのではなく、
自分が向かいたい未来の絵を、意識して描き直すのです。
たとえば、
お金に振り回される未来ではなく、安心して必要なものを受け取っている未来。
健康への不安に怯える未来ではなく、自分の身体を大切にしながら穏やかに暮らしている未来。
仕事がなくなる未来ではなく、自分の経験や言葉が誰かの役に立っている未来。
ひとりぼっちになる未来ではなく、心地よい人間関係の中で支え合っている未来。
年齢を重ねることを怖がる未来ではなく、人生の後半を味わいながら生きている未来。
大きな夢でなくてもいいのです。
まずは、
「私はどんな気持ちで暮らしたいのか」
を決めること。
安心していたい。
穏やかでいたい。
自分を信じていたい。
必要な人とつながっていたい。
自分の命を大切に使いたい。
その感覚を、自分の中に取り戻していくことが大切です。
未来は、まだ決まっていません。
でも、私たちは無意識に何かしらの未来を思い描き、その未来に向かって今の選択をしています。
もし不安な未来ばかりを見ていれば、不安に基づいた行動を選びやすくなります。
逆に、
望む未来を意識していれば、その未来に近づく選択を少しずつ選べるようになります。
だからこそ、漠然とした不安を感じたときは、こう問いかけてみてください。
私は今、どんな未来の絵を見ているのだろう。
その未来は、本当に私が選びたい未来だろうか。
では、本当はどんな未来を生きたいのだろう。
もし今、不安ばかりが映っているなら、それはあなたを責めるためではなく、
「あなたが無意識に見ている未来の絵に気づいてください」
というサインかもしれません。
そして、気づいたら、選び直すことができます。
流されるのではなく、決める。
不安な未来をただ待つのではなく、望む未来に向かって今できる小さな一歩を選ぶ。
それが、漠然とした不安から抜け出す大切な鍵なのだと思います。

今日のワークです。
① 今、あなたが漠然と不安に感じていることを書き出してみましょう。
お金、健康、仕事、人間関係、老後、家族など、思いつくままで大丈夫です。
② その不安の奥で、あなたはどんな未来を想像していますか?
「こうなったらどうしよう」という未来の絵を、言葉にしてみてください。
③ では本当は、どんな未来を生きたいですか?
安心、穏やかさ、豊かさ、つながり、自由など、あなたが感じたい感覚も一緒に書いてみましょう。
④ その未来に向かうために、今日できる小さな一歩は何ですか?
大きな行動でなくて大丈夫です。
ひとつ調べる。
ひとつ片づける。
ひとつ連絡する。
身体を休める。
深呼吸する。
自分に優しい言葉をかける。
未来は、自分で選び、決めることができます。
漠然とした不安が出てきたときこそ、
「私は本当はどんな未来を生きたいのか」
あなたのビジョンを明確にするときです。

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