先日、
吉濱ツトムさんのセミナーをお聞きしました。
そこでお聞きしたお話と
心理学観点からみた私の考えと
私が推奨しているワークをご紹介します。
私たちの脳には
あらゆる情報が脳に届いています。
言い換えると
あらゆるパラレルワールドが情報として脳に届いている
とツトムさんはおっしゃっていました。
あらゆる可能性のパラレルワールドを
実は私たちはキャッチしています。
そして
脳の松果体がそのうちのひとつを選んで
選んだものを
現実として、目の前のスクリーンに投影しています。
つまり
現実とは、
自分の「注意」が選らび、投影されてる映像だということです。
その注意をどこに焦点を絞るか、という【注意制御機能】
が
パラレルワールドから一つを選んで決定しているということで
結局
この現実をつくっているものの正体は
脳の【注意制御機能】だということですよね。
例えば・・・
HSPと言われる人は
比較的否定的なものごとに注意がいっている確率が高く
人の笑顔よりも、人が怒っている顔や、深刻な顔に注意がいきがちなのだそうで
望まない（ネガティブな）現実に苦しんでいる人は
無意識で否定的なことに注意を向けて
ネガティブなパラレルワールドを選択し
否定的な現実を投影しつづけているということです。
逆に
【注意制御機能】が高い人は
否定に注意が向いたと感じたら
自分の注意をコントロールして、
肯定的なことに向ける、注意の修正ができるということ。
コントロールができるようになると
当然
投影する現実をも、自分でコントロールできる
ということですよね。
では、
現実を創造している正体である
この【注意制御機能】をコントロールするにはどうしたらいいか？
ということになりますよね。
私がクライアントさんにやっている方法がいくつかありますので
【注意制御機能】のトレーニング方法を
いろいろとシェアしていきます。
まず第1歩は
【メタ認知】を鍛えること
メタ認知とは
メタ（高次の）認知といわれ、
自分の思考を、客観的に見る、感じることをいいます。
今、私こんなこと考えていいるな・・・
今、こんなことに注意がいっているな・・・と
感じられる能力のことです。
簡単そうに聞こえるかもしれないですが
実は結構難しい。
私たちは
どっぷりと自分の思考にハマっているものなのです。
私がやっている認知行動療法やノート術、コーチングなどは
まさにこの【メタ認知】を養うためのものです。
メタ認知を鍛えるトレーニングとして
以下のようなものがあります。
①瞑想
②セルフモニタリング（認知行動療法）
③ライティングセラピー（ノート術）
④コーチング
以前にはこのメタ認知を鍛える瞑想についてお話しましたが
今日はセルフモニタリングについてワーク形式でお話しますね。
メタ認知トレーニングのための・セルフモニタリングワーク
☆特に嫌な出来事、否定的な出来事が合った時など
１、紙（ノート）に
上記の図のように
①出来事を箇条書きにする
②その時の感情を言葉にして書く
③外の時の身体感覚を書く
④その時の思考を書く
※思考と感情を分けて書くこと！
とかく日本人はこれが苦手だと言われていて、
その時の感情は？と質問すると
「嫌われたと思った」
「どうしようかと迷った」
「できなかったらどうしようと思った」
と答えることが多いのですが
これらはすべて思考。
感情は、
「嫌われたと思った」⇒悲しかった
「どうしようかと迷った」⇒不安になった
「でき中たらどうしようと思った」⇒怖くなった
これが感情です。
２、このシート（もしくはノート）を眺めて、感じたことを書く
３、このやり方を時々やってみて習慣にする
自分の思考や、感情を紙の上に書いて
それをさらに客観的にみる訓練です。
２、の眺めて感じること・・・・これが【メタ認知】ということです。
次回は
メタ認知が高い人の特徴と
以前にもご紹介した
メタ認知を鍛える瞑想とイメージ療法についてをご紹介します。
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