会社でよくある風景
上司と部下との会話①
上司：小林さんちょっと来て！
部下：はい。
上司：この前お願いしていたプレゼン資料はもうできてる？
部下：それが・・・・
上司：それが！って何？どうなの？
部下：いや、ちょっとまだ。
上司：まだって、先方へのプレゼン来週じゃない！どうするの！
部下：はあ・・・
上司：今回は契約が決まるかどうかの大事なプレゼンなのわかってる？どうするつもりなの？
部下：ですが、まだ資料が揃ってなくて・・・
上司：なんでよ！だったらすぐに準備したらいいじゃない！
部下：はい、わかりました。
上司：わかりました！って、もう。本当にわかってるの？
部下：すみません。失礼します。
上司：まったく、どうしてもっと責任もって仕事しないのかな？
会社でよくある風景
上司と部下との会話②
ー 上司がコーチングを習った場合 ー
上司：小林さんちょっと来て！
部下：はい。
上司：この前お願いしていたプレゼン資料はもうできてる？
部下：それが・・・・
上司：難しいの？不安そうに見えるけど。
部下：いや、正直このペースだと間に合いそうにないので、困っています。
上司：そうか、間に合いそうもなくて困っているんだね。
部下：今回は契約が決まるかどうかの大事なプレゼンなので、完璧に仕上げたいのですが・・・。
上司：そうだね。資料が間に合いそうにないのは何がネックになっていると思う？
部下：B会社からの資料請求が明日が期限で、他にも部長から直接頼まれた仕事を優先するように言われていて・・・とても資料作りに時間がとれないのです。
上司：そうか！B会社からの仕事と、部長からの仕事があり時間がとれないんだね。
部下：なんとか、残業で対応しているのですが・・・もうこれ以上は・・
上司：いつも残業してくれているもんね。残業でこなす以外にはどんな方法があると思う？
部下：応援がたのめればいいんですが・・・他のみんなも仕事がいっぱいで。
上司：そうか、他のみんなも仕事がいっぱいなのね。
部下：あ、でも部長からたのまれた仕事はほとんどが資料を揃えてまとめるだけなので、
その部分は派遣の方にお願いしてもいいかもしれないと今思いました。
上司：それはいい考えだね。派遣の人に頼んでみたらどう？
部下：あー、でも派遣さんも忙しいか・・・。
上司；そうか・・・では、他にはどんな方法があると思う？
部下：他の部署に応援を頼むという手もありますね。
上司：他の部署に応援を頼む！具体的には？
部下：そうですね、
もともとこのプレゼンの資料は製造と打ち合わせて作ろうと思っていたので、
なにも聞き取りして作らなくても製造部に作ってもらえばいいかもしれませんね。
あとで多少付け加えるとしてもそうするとかなり楽ですね。
上司：それは可能性としてはどう？
部下：これならできますね。
さっそく製造部の水谷課長に相談してみます。
上司：まとめると、
①部長からの仕事で回せそうなものは派遣の人にまわす。
②プレゼンの資料は製造関連部分を製造部にお願いする。
これで、プレゼンは間に合いそうかな？
部下：はい。間に合いそうです。なんかやる気がでてきました。
ありがとうございます。
上司：そう言ってもらえると、私も安心できるわ。
こちらこそありがとう。
（※潜在意識を書き換えるコーチング・コーチ養成講座の資料より抜粋 ※転用禁止）
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さくらあくり
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