こんにちは、メンタルコーチのさくらあくりです。
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子育てをしていると、
よかれと思って言った一言で子どもを泣かせてしまったり、
「また余計なことを言っちゃった」
「本当に育児に向いていないな…」と激しく落ち込んでしまったりすること、ありますよね。
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先日、
セミナー受講生のママさんから、
とても切実で、そして多くのママが共感できるご相談(LINE)をいただきました。
(※ご本人の許可を得て、一部要約してご紹介します)
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【事例紹介】ある朝の親子の一コマ
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旦那さんが仕事の疲れで食欲がないことを、何気なく娘さんに伝えたママ。
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すると娘さんは「私がパパに煙草を辞めて!、言ったからだ!」と激しく泣き出してしまいました。
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ママは焦って「違うよ!」と伝えますが、
娘さんは夜も泣き続け、翌朝も不機嫌に。
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ママの心には
「また失敗した…」
「娘のこの思考は直すべき!」
「私がイライラしている理由を伝えるべき!」という強い思い(べき思考)が湧き上がります。
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つい娘さんに、
「パパはあなたのせいでしんどいんじゃない!そんな考え方をしてたら自分がしんどくなるよ!もうパパのことは言わない!」
と強い口調で言ってしまい、
後から
「なんて申し訳ないことをしたんだろう」と深く落ち込んでしまいました。
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「どうすれば娘を傷つけずに済んだんだろう?」
と悩むこの事例。
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実はここには、
親子で陥りがちな「認知のクセ(個人化)」
と、
心を楽にする「課題の分離」のヒントが詰まっています。
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一つずつ紐解いていきましょう。
1. 親子で陥っていた「個人化」という認知のクセ
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心理学では、
物事の捉え方の偏りを「認知の歪み(クセ)」と呼びます。
その代表例が「個人化(パーソナライズ)」です。
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個人化とは、
「自分には直接関係がない(またはコントロールできない)悪い出来事を、すべて自分のせいだと結びつけてしまうこと」を言います。
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今回の事例では、親子揃ってこの「個人化」が起きていました。
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💡 娘さんの個人化
- 起きていること: パパが仕事で疲れて食欲がない
- 娘さんの捉え方: 「私が煙草のことで文句を言ったからだ!(私のせいだ)」
- 子どもは世界を狭く捉えがちなので、「身近な悪い変化は自分のせいだ」と思い込んで傷つきやすいのです。
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💡 ママの個人化
- 起きていること: 娘さんが(誤解して)泣き止まない
- ママの捉え方: 「私が余計なことを言ったからだ。私は育児に向いていない(私のせいだ)」
- ママもまた、娘の感情や反応のすべてを「自分の接し方の失敗」と結びつけて、自分を責めてしまっています。
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お互いに「私のせいだ」と思っているからこそ、心が苦しくなり、余裕がなくなってしまったのですね。
2. 「課題の分離」で心の境界線を引く
この苦しさから抜け出すために必要なのが、
アドラー心理学などで有名な「課題の分離」です。
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課題の分離とは、
「それは最終的に誰が引き受けるべき問題(結果)か?」
を切り分け、
他人の課題に土足で踏み込まず、自分の課題に集中することです。
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今回のケースで、課題を分離してみましょう。
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【パパの課題】
仕事の疲れをどう癒すか、食欲がない状態をどうケアするか。
(ママや娘さんが背負う必要はありません)
【娘さんの課題】
パパの様子を見て「私のせいだ」と悲しくなり、泣くこと。
(悲しい感情を処理し、事実を受け止めるのは娘さん自身の心の課題です)
【ママの課題】
娘の涙を見て「焦りやイライラ」を感じている自分をどう落ち着かせるか。
娘に事実(仕事が原因だよ)を淡々と伝えること。
ママがイライラして
「その思考は直すべき!」と強く言ってしまったのは、
娘さんの課題(悲しんでいる・誤解している)
を、
ママが「私が今すぐ何とかして直さなきゃいけない課題」だと混同してしまったからです。
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子どもの感情は子どものもの。
ママがコントロールできるものではありません。
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「違うよ」と伝えた後、それでも娘さんが泣き続けるなら、
それは娘さんが今自分の心の中で一生懸命プロセスを踏んでいる時間。
ママが自分を責める必要は1ミリもないのです。
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3. 次からどうする?傷つけずに済む「対応の分岐点」
「どの地点で、どう行動すればよかったのか?」
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おすすめのベストタイミングは、最初の夜、
娘さんが「私のせいだ」と泣き出した【最初の地点】です。
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ここで「課題の分離」を意識しながら、次のようなステップを踏めると理想的ですね。
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- ステップ①:娘の「感情」に共感する(事実の否定は後回し)
娘さんは「大好きなパパを傷つけたかも」と不安でいっぱいです。まずはその気持ちを受け止めます。
- 🗣️「パパを心配して、悲しくなっちゃったんだね」「私のせいかもって思ったら苦しいよね」
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- ステップ②:事実を短く伝える(パパの課題を戻す)
- 🗣️「でも大丈夫。パパは本当にお仕事が忙しくて疲れているだけだよ」
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- ステップ③:見守る(娘の課題を分離する)
そう伝えても、娘さんが泣き続けるなら、それは無理に泣き止ませようとせず、隣にいてあげるだけで十分です。
- 🗣️「心配になっちゃうよね。パパが元気出せるように、明日一緒に手紙でも書こうか」
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ママが後から気づいた「
パパのこと心配させてごめんね(何気なく言って不安にさせてごめんね)」
という言葉も、とても素敵です。
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この言葉を夜の時点で言えていたら、お互いの心がもっと早く緩んでいたかもしれません。
最後に:自分を責めているママへ
「育児が向いていない」なんて思わなくて大丈夫です。
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そう思うのは、あなたがそれだけ「娘を傷つけたくない」「良いママでありたい」と、命がけで子育てに向き合っている証拠ですから。
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今回、朝にイライラをぶつけてしまったとしても、それもまた人間らしくて当たり前の姿です。
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もし可能なら、今日学校から帰ってきた娘さんに、こんな風に声をかけてみてください。
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「今朝はママもイライラして強い言い方しちゃってごめんね。
パパのことは本当にこのちゃんのせいじゃないから、心配しなくて大丈夫だよ。」
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これだけで、今朝のトゲはすっと溶けていきます。
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失敗したって、いつからでもリカバリーは可能です。
少しずつ「私のせい」を手放して、心が軽い子育てをしていきましょう。
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